眉下切開の傷跡は老後どうなる!?

眉毛下切開は、眉毛の下ラインに沿ってたるみのある皮膚を切開する治療法です。「傷跡が目立ちにくい」「眉毛で隠れる」と言われていますが、なかには「傷跡が目立つ」という声もあります。ネットではさまざまな口コミがあるので、不安になることもあるでしょう。

本記事では、眉毛下切開を考えている方に向けて、治療前に知っておきたいことと治療後に傷跡がどう変化していくかを解説していきます。

眉毛下切開の傷は赤みが引いたあとに残る

眉毛下切開は、治療後1〜3ヵ月ほど赤みが残ると言われており、赤みの強弱や期間は体質や個人差があります。

傷跡の色みは以下のように変化していき、赤みが引いた後は、少しプクっとした触り心地で白っぽくなり、徐々に目立ちにくくなる場合が多いです。3ヵ月目以降は、白っぽくなった傷跡の上から眉毛が生えてくることで、傷跡はかなり目立ちにくくなるでしょう。

治療直後 腫れがあり赤みも強い
1ヵ月ほど 赤みのある傷跡
2ヵ月ほど 薄茶色の傷跡
3ヵ月以降 白っぽい傷跡

これは、あくまでも赤みが残る期間の目安です。

赤みがいつ頃落ち着くかは、個人差があるので断定することはできませんが、一般的には3ヵ月目までには落ち着くと言われています。

また、傷跡がどの程度目立つかは、執刀医のシミュレーション力、技術力、デザイン力によっても、差が出ると言われています。眉毛下切開を受けるクリニックや医師選びは、慎重に行うことが大切です。

傷跡の経過(ダウンタイム)はどうなっていく?

眉毛下切開後の傷跡はどのように変化していくでしょうか。平均的な傷跡の経過を解説していきます。

治療直後

治療直後は、眉毛の下ラインに沿って切開しているので、眉毛の下にライン状に赤みがくっりきと出ます。また、まぶたの腫れも1週間ほど続くでしょう。強い腫れや赤みは、基本的に1〜2週間ほどで落ち着く※と言われています。

ダウンタイムの過ごし方によって、腫れや赤みの引く期間が変わることもあるので、治療直後は激しい運動を避け、患部の刺激を避けて過ごすことが大切です。

※ダウンタイムには個人差があります。

1ヵ月後

治療から1〜3ヵ月ほど経つと、赤みが落ち着いてくると言われています。治療直後より腫れも赤みも引いてきますが、すっぴんの状態だと赤みがうっすらとわかる状態です。

人によっては、メイクをする際にカバー力の高いコンシーラーで隠して過ごす方や、眉毛の描き方を工夫して赤みを隠す方もいらっしゃいます。

6ヵ月後

眉毛下切開後6ヵ月ほど経つと、傷跡の赤みはかなり薄くなる方が多い※です。赤みはかなり薄くなりますが、傷跡自体が消えてなくなることはないので、至近距離に違づけば傷があることはわかります。そのため、赤みが落ち着いてきたころに、眉のアートメイクを希望する人も多いそうです。

※ダウンタイム後には個人差があります。

1年後

治療後1年経つと、傷跡はほとんど目立たない状態に仕上がっている方がほとんど※です。

治療後に眉毛が生えてくるように「毛包斜切開」を行っていれば、眉毛も伸びてきますので、よりナチュラルに隠せる方も多いかもしれません。

また、目の印象も治療前とは大きく異なります。まぶたの余分なたるみが解消されているので、スッキリとした印象の目元になっているでしょう。

※個人差があります。

その後

眉毛下切開から1年以上経つと、傷跡はかなり薄くなり、眉毛も生えて自然な目元に見える方が多いと言われています。まぶたのたるんだ部分を切除しているので、表情が明るく若々しい印象になっている方が多いです。

眉毛下の傷跡が薄くなる期間には個人差がありますが、ほとんどの方は1年以上経つと目立ちにくくなると言われています。

眉毛下切開を受ける前に知ってほしいこと

人の第一印象は、目元が与える影響がとても大きいと言われています。まぶたの上がたるむと、顔が疲れて見えたり老けて見えたりするので、眉毛下切開はまぶたのたるみを気にする方にニーズのある治療法です。

眉毛下切開は、ナチュラルな仕上がりで人気の治療ですが、まぶたの上を切開する治療法なので、受ける際には注意すべき点が2つあります。

傷跡はうっすら残るケースが多い

眉毛下切開は切開する治療法のため、傷跡がうっすら残るケースが多いと言われています。「時間が経てば傷跡が必ず無くなる」というわけではないので、担当医としっかりシミュレーションをする必要があります。

治療直後は、赤みと腫れが出るダウンタイムが1〜2週間※ほどあり、コンシーラーで隠せる程度に落ち着くのは1〜3ヵ月ごろ※になる方がほとんどです。また、眉毛が生えて目立たなくなるのは6ヵ月〜1年後※²と言われています。時間が経つことで傷跡は薄くなり、自然に隠れるケースがほとんどですが、数ヵ月から年単位の期間は傷跡が気になるかもしれません。

※ダウンタイムには個人差があります。※²眉毛が生えてくる期間には個人差があります。

治療前は良い情報だけをひろいがち

眉毛下切開は受けると、1年ほど傷跡が気になるケースが多い治療法です。これから先1年の間に、大きなライフイベントや写真を撮る機会はないでしょうか。

眉毛下切開を受けるクリニックを探す場合「傷跡は残りません」と気持ちのいい言葉を言ってくれるクリニックを選びがちです。しかし、美容医療にはメリット・デメリットと、リスクがつきものなので、しっかりとリスクについても答えてくれるクリニックを選ぶようにしましょう。

眉毛下切開の傷跡は目立ちにくい

眉毛下切開の傷跡は、一般的に目立ちにくいと言われています。皮膚を切開しているので、治療直後は傷跡の赤みと腫れが起こりますが、時間の経過とともに傷跡は薄く目立ちにくくなっていく※ことがほとんどです。

時間の経過とともに傷跡が完全に消えるというわけではありませんが、クリニックによって眉毛下切開の治療方針や治療方法は異なります。できるだけ傷跡が目立たないようにするには、以下のことに気をつけてクリニックを探すようにしましょう。

  • 傷跡を考慮した治療の工夫をしているか
  • 仕上がり具合のシミュレーションをしているか
  • リスクについての説明をしてくれるか

眉毛下切開を受ける際は、これらのことをクリニックのHPやカウンセリング時に確認することをおすすめします。

※傷が目立たなくなる期間には個人差があります。

傷跡が見えてしまうこともある

眉毛下切開を受ける際のリスクとして、傷跡を外から見て気づかれてしまう場合もあります。治療を受ける前に、そのクリニックの治療法をしっかり理解しておくことが大切です。

眉毛下切開は、眉毛の下のギリギリラインを切開する治療法なので、傷跡は外から見えやすい位置にできるケースが多いです。目元は会話する時に目につきやすい部分であるため、治療直後や、人と近い距離で話していると気づかれることもあるでしょう。

治療後、傷跡が薄くなっていく経過は、個人の体質や生活環境、医師の技術でも異なってきます。そのため、ある程度の予想はできても「傷跡がなくなる」「〇ヵ月で絶対落ち着く」といったことは断言できないのです。

もし、傷跡をできるだけ目立たずに治療したい場合は、別の治療方法や、別のクリニックでの治療を検討するという選択肢もあります。不安がある場合は、納得いくまでカウンセリングで相談するようにしましょう。

傷跡を目立たなくするには

眉毛下切開後は「人目が気になって外出しにくい」「至近距離で話すと視線が気になる」という話をよく聞きます。そこで、傷跡が気になる治療から3ヵ月ごろと、赤みが落ち着いた後におすすめな隠し方をご紹介します。

眉メイクで隠す(コンシーラー)

眉毛下切開は、抜糸後からメイクで傷跡を隠して外出する方が多くいます。抜糸のタイミングは治療後1〜2週間ほど※と言われています。メイクで眉毛下にできた傷跡を隠すのにおすすめなのが、コンシーラーやファンデーションです。コンシーラーを選ぶ際は、自分の肌色に近い色みでカバー力・崩れにくさを重視して選んでみてください。

ファンデーションも、コンシーラーと同じようにカバー力のあるタイプがおすすめです。しかし、傷跡が気になるからと厚塗りすると、逆に目立つ原因になることがあるので気をつけて塗りましょう。傷跡をできるだけ綺麗に隠したいときは、鏡から離れ、明るいところで顔全体のバランスを見ながらメイクをしてみましょう。

※個人差があります。

眉アートメイクをする

眉毛下切開を受ける前後に眉のアートメイクを受ける方が増えています。眉毛アートメイクとは、専用の色素と針を用いて、皮膚の表面から0.2〜0.04mmほどの部分に色素を定着させる技術です。アートメイクは汗をかいたり、水に濡れたりしても、半永久的に落ちにくいと言われています。

アートメイクは、キレイな眉をキープできると近年人気が出てきている技術です。

眉のアートメイクをするタイミングは、眉毛下切開前と後の2パターンにわかれます。

眉毛下切開前は比較的どのタイミングでも大丈夫と言われています。しかし、治療後にアートメイクを受けたい場合は、切開箇所の赤みが引いてからでないと受けられません。

アートメイクで傷跡のカバーを考えている方は、事前にクリニックの医師と、アートメイクの担当者に相談するようにしてください。

眉毛下切開をするときに大切なこと

眉毛下切開は、たるんでいる皮膚や脂肪を取り除くことで、目元をスッキリさせて若々しい印象を目指せると言われていますが、皮膚を切る治療のため、一時的に傷跡が目立つ期間があるケースがほとんどです。単純な治療ではないので、眉毛下切開を受けたい方向けに大切な3つのポイントをまとめました。

ポイント1:名医を選ぶ

眉毛下切開は、医師の知識量・経験値・技術力が問われる治療法と言われています。経験値やシミュレーションセンスのある名医を選び、失敗するリスクをできるだけ下げることが大切です。

「知名度があるから」「家から近いから」「なんとなく良さそうだから」などの理由で医師を選ぶと、失敗するリスクが高まる可能性もあるので気をつけて選びましょう。

眉毛下切開の担当医師を探したいときは、クリニックのサイト内に実績がある・経験値が記載されているかを確認することもおすすめです。

ポイント2:シミュレーションを徹底する

眉毛下切開は、とても技術力を必要とする治療です。そのため、切開する場所が少しズレるだけで、仕上がりに大きく影響することがあると言われています。

経験が豊富な医師であれば、あらゆる可能性に配慮したシミュレーションで、わかりやすい説明を行ってくれるでしょう。

治療後に後悔しないために、仕上がりや起こりうるリスクについては事前にしっかり確認しておくことが大切です。

ポイント3:リスクをしっかり理解する

眉毛下切開の経験が多く、技術力やデザイン力のある医師、つまり名医であれば、治療で起こり得るリスクもきちんと説明してくれるでしょう。
眉毛下切開は、目の形や脂肪の量によって治療方法が変わることもあります。クリニック選びの際には、決まった治療法の提案だけではなく、その人の症状にあった治療の提案をしてくれる医師であるかどうかが大切になります。治療のリスクについては、予め自分でも調べて把握をしておき、カウンセリング時には不安なことを相談できるようにしておくと、治療がスムーズに安心して進めることができるのではないでしょうか。

まとめ

眉毛下切開の傷跡は、1〜6ヵ月ごろまでに赤みが落ちつき、目立ちにくくなる治療法と言われています。時間の経過とともに眉毛も生えてくるので、眉下ラインギリギリにある傷跡も、目立ちにくくなっています。

しかし、医師の技術力によっては「想像していたのと違う」というケースもあります。納得のいく仕上がりを目指す方は、治療を受ける前のクリニック選びが大切です。

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