眉下切開、ダウンタイムはクリニックによって違う?!

ダウンタイムとは、治療を受けたあとに生じる腫れやむくみ、痛みなどが治まり、普段の生活に戻ることができるまでの期間を指します。

眉毛下切開の治療を受けるにあたり、ダウンタイムがどのくらい発生するのか、クリニック毎に変わるのか、気になる方も多いのではないでしょうか。

この記事では、眉毛下切開の治療後について、またクリニック毎のダウンタイムの期間や内容についてまとめていきます。

眉毛下切開と治療後について

眉毛下切開は、まぶたのたるみが気になる方に向けた治療です。

まぶたにたるみが出てしまうと、上まぶたが疲れて見える、目つきが悪く見られるなどのデメリットがあります。
眉毛下切開ではたるみを改善するために、眉下ラインの皮膚を切除し、脂肪を取り除きます。
まぶたのたるみを軽減することで、目元がスッキリとした印象になり、若々しく健康的な目元に導く効果もあります

眉毛下切開の治療はまず、切開する眉下のラインをデザインするところからはじまります。
一人ひとりの顔はもちろん異なるため、まぶたのたるみ加減、眉や目の位置や角度によって、デザインも異なります。

その後、麻酔をかけて効いてきたら眉下のマーキング線に沿って切開、除去が行われます。
そして、眼輪筋と呼ばれる目の開閉に使われる筋肉をリフトアップしながら、皮膚を縫合します。

 

<治療当日>

治療当日は患部を中心に腫れや内出血がみられ、ズキズキと痛みを伴うことが多いようです。
抗生物質や痛み止めなどが処方されるため、服用しましょう。
治療当日はコンタクトレンズの着用や入浴は控え、シャワーを浴びる場合は目の周辺にお湯がかからないように注意が必要です。

 

<治療翌日>

治療の翌日も患部の腫れや内出血はみられますが、痛みは治療当日より軽減します。
治療後数日間は患部の腫れが強い場合があるため、可能であれば仕事はお休みされることをおすすめします。

コンタクトレンズの着用や入浴は可能となることもありますが、患部の腫れ具体をみながら着用するか判断しましょう。
また、目元以外のメイクもできる場合があります。

 

<治療後1週間>

治療後1週間が経過すれば、腫れや内出血は目立たなくなり、痛みもほぼ無くなる傾向にあります。

患部の状態に問題が無ければ抜糸を行い、目の周りの洗顔やアイメイクができるようになることが多いです。

 

<治療後2週間>

治療後2週間では、更に腫れが引き患部の赤みも目立たなくなりますが、むくみがみられることがあります。
この頃から激しいスポーツも可能となることがありますが、血流が良くなることによって内出血が起こる可能性があるため注意が必要です。

 

<治療後1ヵ月>

治療後1ヵ月が経過する頃は、傷跡の赤みが若干残りますが、腫れやむくみはほぼ気にならないようになる傾向にあります。
日常生活で制限すべきことも特にありません。
傷跡は半年から1年ほど経過すれば、徐々に肌の色と馴染んで目立ちにくくなります。

各クリニックのダウンタイムまとめ

眉毛下切開の治療後のダウンタイムについて説明しましたが、そのダウンタイム期間はクリニックによって差があるのでしょうか。

キーワード「眉毛下切開」でウェブ検索し、上位に表示された9クリニックを比較してみました。

 


VENUS BEAUTY CLINIC(ヴィーナスビューティークリニック)

ダウンタイム 3~4週間程度
抜糸 5~7日程度
腫れ・傷跡 ・腫れは約3~4週間程度で治まる傾向あり
・2〜3ヵ月で傷痕が硬くなり、4〜6ヵ月で傷痕はほぼ落ち着く
メイク ・目元や患部以外のメイクは治療直後から可能
・目元や患部のメイクは抜糸まで不可
コンタクト 腫れが引くまで、および違和感を感じる時は使用不可
シャワー・入浴 ・目元や患部に触れない短時間のシャワーであれば当日から可能
・2~3日は患部を濡らさぬよう注意すること
運動 激しい運動は抜糸まで不可

 

・湘南美容クリニック

ダウンタイム 2~3週間程度
抜糸 5~7日程度
腫れ・傷跡 2~3週間は腫れや内出血を生じる可能性あり
メイク 抜糸の翌日より可能
コンタクト 1週間より可能
シャワー・入浴 ・シャワーは目元を避けて翌日から可能
・入浴は治療後1週間後から可能
運動 記載なし

湘南美容クリニックで眉毛下切開を受けた方の口コミも紹介します。

【引用】https://goo.gl/maps/JjiQNNeGLB8oCiBY8

「現在術後3月ですが、傷跡は赤みが消えてほとんどわからなくなりました。まぶたのつっぱりも無く、とても自然な仕上がりです。」

 

【引用】https://goo.gl/maps/JsSQam5KCHX8YAYG8

「ダウンタイムはやっぱり痛い。
3日ぐらいは痛みに耐えてましたが、
1週間経つとだいぶ楽になりましたー。」

 

・城本クリニック

ダウンタイム 1週間
抜糸 1週間
腫れ・傷跡 記載なし
メイク アイメイクは1週間後より可能
コンタクト 1週間後より可能
シャワー・入浴 ・シャワーは当日から可能
・腫れを抑えるため長時間の入浴は不可
・洗顔は翌日から可能
運動 記載なし

 

・水の森美容クリニック

ダウンタイム おおまかな赤みや腫れは1週間程度で落ち着く
抜糸 1週間
腫れ・傷跡 ダウンタイム参照
メイク ・創部のメイク以外は当日から可能
・抜糸後翌々日からアイメイクが可能
コンタクト ・当日から可能
シャワー・入浴 ・ガーゼを濡らさなければ当日から洗顔・シャワー浴可能
・抜糸後翌日から石鹸を用いた洗顔・入浴が可能
運動 抜糸後に可能

 

・東京中央美容外科

ダウンタイム 1週間前後
抜糸 1週間前後
腫れ・傷跡 ・腫れは7日後には徐々に治まってくる
・内出血は3週間前後で落ち着く
・傷跡は1年ほどで白い線になる
メイク ・目元以外のメイクは翌日から可能
・10日ほどで傷跡や内出血にもメイクが可能
コンタクト 記載なし
シャワー・入浴 ・洗顔は2日後から可能
・シャワーは患部を濡らさなければ当日から可能
・入浴は患部を濡らさなければ翌日から可能
運動 抜糸後から可能

 

・聖心美容クリニック

ダウンタイム 1~2週間
抜糸 1週間
腫れ・傷跡 ・腫れは1~2週間で落ち着く
・傷跡は2~3ヵ月で落ち着く
・自然なラインになるまでに1ヵ月ほどかかる
メイク 抜糸後より可能
コンタクト 翌日から可能
シャワー・入浴 ・洗顔は翌日から可能
・入浴は3日目から可能
運動 記載なし

 

・モティーフ銀座クリニック

ダウンタイム 内出血は約1~2週間で消失
抜糸 1週間
腫れ・傷跡 ・数日がピークでその後引きはじめる
・むくみは1~2週間気になる場合がある
メイク ・アイメイク以外は当日から可能
・アイメイクは抜糸後から可能
コンタクト 抜糸後から可能
シャワー・入浴 ・シャワーは目元を濡らさなければ当日から可能
・傷口を濡らすのは24時間後から可能
運動 記載なし

 

・La Clinique

ダウンタイム 記載なし
抜糸 5日目以降
腫れ・傷跡 ・内出血は1週間ほど
・傷は半年~12ヵ月の経過で変化していく
メイク 当日から可能
コンタクト 記載なし
シャワー・入浴 当日から可能
運動 1週間後から可能

La Cliniqueで眉毛下切開を受けた方の口コミも紹介します。

【引用】https://nagaseclinic.com/menu/mayushita-sekkai/

「手術後どのような経過は手術当日はズキズキ痛んだが、その後平気でした。
2日目が一番腫れたが、後は腫れも引いて徐々に良くなりました。傷跡は予想どおり赤みが出てるが、2ヵ月、3ヵ月に引いてくれるのが楽しみです。

手術翌日〜2日目までは腫れていました。その後は少しずつ腫れがおさまっていきました。
術後1週間目で友人に会ったのですが、「傷あとはパッと見だとわからないね」と言われました。予想以上に綺麗な傷跡だったので良かったです。
術後3週間目くらいまで右目側が若干内出血ありでしたが、ファンデーションでカバーできました。
眉を上げた時のつっぱり感と触った時の痛みは、この時点でかなり少なくなりました。二重の幅、目の大きさが術前より広くなりました。視界も広くなったと思います。
術後3週間目で、会った友人(上記の友人とは別)には、「メイク変えた?やせた?」と聞かれました。」

 

・東京美容医療クリニック

ダウンタイム 内出血は3日目をピークに4日目から落ち着いてくる
抜糸 1週間後
腫れ・傷跡 ・腫れや内出血は1~2週間で落ち着く
・縫合部の赤みは6ヵ月程
・硬さや引きつれは2~6ヵ月程で落ち着く
メイク 抜糸の翌日から可能
コンタクト 記載なし
シャワー・入浴 ・シャワー患部以外当日から可能
・入浴は抜糸の翌日から可能
運動 記載なし

9クリニックのダウンタイムに関する情報をまとめた結果、以下のことが明らかになりました。

  • 腫れ、傷跡、コンタクト、シャワー・入浴、運動などに関する期間は、各クリニックで大きな差は無い
  • 「ダウンタイム」の解釈は、内出血が治まるまでの期間、むくみが落ち着くまでの期間など、各クリニックによって異なる

どのクリニックでも治療後1週間は、安静にしてメイクやコンタクト、シャワー・入浴は気をつけるようにし、1週間後に抜糸を行う流れとなるようですね。

 

また、クリニックのホームページでダウンタイムだけを確認しても何の期間であるか分からないことがあるため、腫れや内出血が治まる期間なども一緒に確認するようにしましょう。

ダウンタイム中に気をつけること

ダウンタイムの期間について記載しましたが、ダウンタイム中はどのようなことに気をつける必要があるのでしょうか。
治療後に起こる可能性のあるリスクを交えながら、注意点を紹介します。

治療後、起こる可能性のあるリスク

眉毛下切開のダウンタイムを経て腫れやむくみが取れれば、一連の治療は完了となります。
眉毛下切開は目元がスッキリするなどメリットの多い治療ですが、治療後にリスクが伴う可能性があることには注意が必要です。

 

<傷跡が残る>

美容外科で治療を考える際、傷跡は残ってしまうのか気になる点なのではないでしょうか。
眉毛下切開は、眉下のラインを切開するため傷跡が目立ちにくいと言われています。
治療直後から数ヵ月間は縫い目あたりに赤みが残りますが、徐々に肌に近い色に変わり、半年ほど経てば気にならない程度まで落ち着きます。

 

ただし、完全に傷跡が消えるわけではない点は注意が必要です。
できる限り傷跡が目立ちにくくなるよう工夫しているクリニックもあるため、クリニックの治療方針を確認しましょう。

 

<術後感染症を発症する可能性がある>

治療を行った部分から、細菌やウイルスが侵入して感染することを術後感染症といいます。
これは眉毛下切開に限ったことではなく、外科治療全般に当てはまります。

術後感染症を発症してしまうと、発熱や痛みが現れる、患部が赤くなるなどの症状がみられます。

できる限り感染を防ぐためにも、ダウンタイム中は無理なメイクや過度な洗顔を控え、患部を清潔な状態に保つことが重要です。

 

<ドライアイになることがある>

眉毛下切開の治療を受ける前までは、眼球はまぶたのたるみにある程度覆われています。
しかし、眉毛下切開で皮膚を除去するとたるみが軽減されるため、覆われていない部分が増えてしまい、度合によってはドライアイを発症することがあります。

ドライアイになると、目が疲れやすい、物がかすんで見える、不快感がある等、普段の生活に支障を来します。
そのため、もし眉毛下切開の治療後にこのような症状がみられる場合は、治療を受けたクリニックに相談することをおすすめします。

また、もともとドライアイの自覚がある方は、治療を受ける前のカウンセリングで伝えるようにしましょう。

治療後に注意すべきこと

美容外科は治療前の医院選びやカウンセリング等だけでなく、ダウンタイム中の過ごし方に気を遣うことも重要です。

 

<安静に過ごす>

治療後にまず心がけることとして、リラックスした姿勢で休息することがあげられます。

痛みや腫れがある間は長時間の外出や過度な運動は避けるようにし、疲労を感じたら休むことが大切です。
横になる際も、枕やクッションを活用して患部が心臓より高い位置になるように調整しましょう。

 

<血行を良くしすぎない>

患部の血流が良くなりすぎると、腫れやすくなります。

治療後数日は飲酒を控え、入浴はシャワーで済ませるようにしましょう。
また、腫れや痛みがある時は、凍傷にならない程度に保冷剤等で患部を冷やすと効果的です。

まとめ

この記事では、眉毛下切開の治療後について、およびクリニック毎でダウンタイムの期間や内容に差があるのかについて記載しました。

 

<今回のコラムのまとめ>

  • 眉毛下切開のダウンタイムでは、腫れ、内出血、むくみなどがみられ、特に抜糸までの期間はメイク、入浴、運動など日常生活の中でも注意が必要
  • クリニック毎で「ダウンタイム」の解釈は異なるが、治療後に腫れ、内出血がみられる期間や、抜糸を行うタイミング、メイクや運動の制限などに大きな差はない

 

眉毛下切開を検討中の方の参考になれば幸いです。

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