失敗するとどうなるの?治療のデメリットは?

「最近まぶたが重たい」「目元の印象を若々しく見せたい」という悩みを抱えている方におすすめなのが眉毛下切開です。目は印象を決める大切なパーツですが、目元の皮膚はデリケートなため、加齢によるエイジングサインが出やすいと言われています。

まぶたがたるむことで実年齢よりも老けて見える、目つきが悪く見える、視界が狭くなるなど、さまざまな悩みにつながる可能性があるでしょう。

本記事では、眉毛下切開を検討されている方へ【眉毛下切開のリスク】をお伝えします。リスクやデメリット、ダウンタイムについて事前に知ることで、失敗を予防でき、前向きな気持ちで治療に進めるのではないでしょうか。

眉毛下切開の失敗パターン5つ

眉毛下切開でよくある失敗談をまとめました。施術に興味がある方や受けてみたいと考えている方は、ぜひご一読ください。リスクを理解したうえで、理想に沿った目元をデザインしましょう。

傷跡が目立つ

傷跡が目立つ原因は、主に【縫合方法】にあります。眉毛下切開は、眉毛の下ギリギリのラインを切って施術する方法のため、眉毛から離れた位置を切ってしまうと、傷跡が目立つ可能性があるのです。
眉毛下切開の傷跡を目立ちにくくするためには、施術をする際に毛包斜切開を行います。毛包斜切開は毛根に対して斜めに切って、毛根を残す方法です。

毛包斜切開を行うと、術後に傷の上にも眉毛が生えてくるため、切開箇所を目立ちにくくする効果が期待できます。
また、毛包斜切開にはコツがいるため、眉毛下切開を行う場合は症例数が多くベテランの医師が担当してくれるクリニックを選ぶことも大切です。

術後の腫れや内出血がひどい

眉毛下切開を行うと、ダウンタイム中に目元の腫れやむくみ、内出血を起こすことがあります。術後の腫れや内出血の度合いがわからないと不安になってしまうため、カウンセリング時にしっかり聞くようにしましょう。

基本的には、腫れた場合の対応や継続期間を丁寧に伝えてくれるクリニックがほとんどです。説明を受けたあとも不安な場合は、納得できるまで担当医に不明点を確認しましょう。

術後の腫れを抑えるためには、飲酒・激しい運動・サウナ・長時間の入浴などは避けることが望ましいです。血行が促進されることを避けることで腫れや内出血を比較的早く落ち着かせられると言われています。

眉毛下切開をするクリニックを選ぶときは、カウンセリング時にダウンタイムを軽減するための工夫をしているかを確認してみましょう。

イメージと違う仕上がりになる

眉毛下切開では、カウンセリングで入念にシミュレーションを行ったうえで施術するのが基本です。しかし、ダウンタイムを終えてみると「イメージと違う!」ということが起きる場合もあります。

イメージに近い目元に仕上げてもらうには、カウンセリングで担当医に希望や不安をしっかりと伝えることと、担当医のスキル(経験)が重要です。

眉毛下切開を受ける方には、まぶたに重みがある場合も多く、額の筋肉を使って眉を持ち上げています。そのため、眉毛下切開後には、額の筋肉がゆるんで眉の位置が変わることもあるのです。これを加味して施術できるかどうかを、カウンセリングで相談するようにしましょう。

一言にまぶたのたるみと言っても、症状は年齢と体質で一人ひとり違います。目の形に合わせたデザインができる医師に治療をしてもらえるかが重要です。

目の大きさが左右で違う

眉毛下切開を行う場合は、左右の目の開き具合を確認したうえで施術を行います。その際に、左右差が出ないよう細心の注意を払って施術しますが、切除する位置が少しでもズレると、目の大きさが左右非対称になるケースもあるのです。

目の左右差については、医師の技術力が関わってきます。しかし、もともとの目に左右差があると左右非対称に仕上がってしまうこともあるでしょう。そのため、左右差が気になる方はカウンセリングで入念に確認しておくことが大切です。

眉毛が細くなってしまう

眉毛下切開後に「眉毛が細くなってしまった…」というお声が多くあります。これは、眉毛のギリギリラインではなく生えている部分を切開した場合、毛根が残らないためです。毛根が残らないと、施術後に眉毛が生える部分が狭まり、眉毛が細くなってしまう場合があります。

眉毛の太さが心配な場合は、眉毛が細くならないように【毛包斜切開】で施術を行ってくれるクリニックを選びましょう。

毛包斜切開は、眉下ギリギリを眉毛の毛包を残すように斜めに切開を行う方法です。毛包斜切開だと、最終的な縫合線は眉毛のすぐ下に沿って残るため、傷口も目立ちにくく眉毛が細くなることはほとんどないと言われています。

眉毛下切開のメリットデメリット

眉毛下切開にはメリットとデメリットがあります。施術を検討している方はよく確認しておきましょう。デメリットやリスクについてよく理解しておくことで、施術に対する準備をしっかりできます。

眉毛下切開のメリット

眉毛下切開では、まぶたのたるんだ部分を取り除くため、二重幅が広がったり目の開きずらさが軽減されるメリットがあります。まぶたが垂れることで視野が狭まり、無意識に眉毛を上げていた場合は、額にも無意識に力が入ることでシワができている方も多いです。

眉毛下切開を受けることでまぶたのたるみが軽減されると、額にシワが入りにくくなる傾向にあります。

眉毛下切開で額のシワがなくなるわけではありません。

  • まぶたの皮膚の厚みとたるみの軽減が期待できる
  • たるみで一重に見えている方は二重に戻る可能性が高い
  • 視野が広がる
  • 目の開きが楽になる
  • 傷跡が目立ちにくい

眉毛下切開のデメリット

眉毛下切開は、まぶたのたるみや眼瞼下垂のお悩みがある方に人気の施術です。しかし、眉毛下切開に限らず美容外科治療には、ある程度のデメリットがあります。

施術を受ける際は、メリットだけでなく下記のようなデメリットがある可能性もしっかりと理解しておきましょう。

  • 眉毛ラインが細くなってしまうケースがある
  • ドライアイになりやすい
  • 傷跡が残る
  • 左右非対称になるリスクがある

目の形や目元の悩みは一人ひとり違うため、カウンセリングで担当医師にしっかりと確認することが大切です。メリットとデメリットについてよく理解すれば、思わぬトラブルや後悔を減らすことにつながります。

眉毛下切開とは?

眉毛下切開は、加齢とともにたるみやすくなる、まぶたの皮膚の余りやたるみを除去する治療法です。施術時間はおよそ45~60分で、ダウンタイムは個人差がありますが1~2週程度と言われています。

眉毛下切開での代表的な特徴は、眉下の目立ちにくい部分に切開を入れるため、傷跡が目立ちにくいことです。また、眉毛下切開はとくに、目尻側のたるみをとることに適しているケースもあります。

まぶたのたるみを除去することで、スッキリと明るく若々しい印象を目指せます。

眉毛下切開には、さまざまな言い方があり、以下の施術名はすべて眉毛下切開の治療法です。

  • 眉毛下切開(びもうか)
  • 眉毛下リフト(びもうか)
  • 眉下切開(まゆした)
  • 眉下リフト(まゆした)

上まぶたのたるみを取ることができる他の治療法

まぶたのたるみを切除する治療法は眉毛下切開以外にもあります。それが【まぶた切開法】です。

まぶた切開法では、二重ラインの上を切開して過剰な皮膚と脂肪を除去します。(場合によっては眼輪筋も除去)

まぶた切開法は、たるみを除去すると同時に、もともとの二重をさらにハッキリさせ、二重の幅を変更したい方に適した治療法です。切除後、綺麗に縫い合わせることでハッキリとした印象的な目元を目指せます。

傷跡は、二重ラインが切開ラインになるため目立ちにくいでしょう。

眉毛下切開とまぶた切開法の違いは、

  • 切開箇所
  • アプローチ箇所

の2点です。

眉毛下切開は、眉毛側の厚みのある皮膚を切除してまぶたのたるみにアプローチし、自然な目元に近づきます。そのため、施術を受けることで若々しく見える効果や、たるみで隠れていた二重が出てくるケースもあるでしょう。

一方、まぶた切開法で切開するのは、二重ライン上でまつ毛側の薄い皮膚です。そのため、まぶたのたるみとともに二重幅をくっきり広げたい方や、二重を強調したい方におすすめです。

まぶたのたるみを取ってより自然な目元に見せたい方には【眉毛下切開】が向いているでしょう。

眉毛下切開を失敗しにくくするためには

眉毛下切開で後悔や失敗をしにくくするためには、あらかじめ以下のことをよく理解し、確認しておくことが大切です。

眉毛下切開をして後悔している」という声をSNSで見かけたことはありませんか?

眉毛下切開は、まぶたのたるみに効果的な治療法ですが、目元の状態によってはイメージと違う仕上がりにつながる可能性もある方法です。ネガティブな情報を目にすると、不安になるかと思います。

しかし、眉毛下切開で後悔している方は、

  • リスクやダウンタイムをきちんと把握していなかった
  • 医師やクリニック選びを失敗した

この2点が原因で後悔している場合が多く見られます。施術前のカウンセリングで、眉毛下切開のリスクとダウンタイムなどについて細かく確認しましょう。

眉毛下切開のリスク

眉毛下切開のリスクとしてはこのような例が見られる場合があります

  • 眉毛が細くなる
  • 傷跡が目立つことがある
  • 左右非対称になることがある
  • 目と眉毛の距離が近くなる
  • つり目になる
  • たるみの残存

眉毛下切開のダウンタイム

  • 施術後は赤み・腫れ・むくみ・内出血が1~2週間ほど※出る場合がある
  • 傷跡は1~数ヵ月ほど残り、基本的にメイクでカバーできる程度の場合が多い

抜糸は1週間後に行い、抜糸までには強い腫れが引く方がほとんどです。

※ダウンタイムには個人差があります。

医師やクリニック選び

眉毛下切開は、施術前に目元のデザインを決めて行います。そのため、担当医師の技術力とセンスが大きく問われることの多い施術です。

施術前には、シミュレーションを行うこともあります。このとき、経験のある医師であれば、シミュレーション通りに仕上がらない可能性も視野に入れた説明をわかりやすく説明します。

しかし、知識や技術力が不十分な医師の場合は、目のデザインを決める段階で説明不足になっている可能性があるのです。

眉毛下切開は、非常にデリケートな治療のため、症例数が多く実績のあるクリニックや、経験値の多い医師、専門医を選ぶようにしましょう。選び方に迷う場合は、以下のことを参考にしてください。

  • カウンセリングが丁寧である
  • 眉毛下切開の経験値がある
  • 経験値が多い医師はリスクへの配慮がある
  • 施術を急がせるところは選ばない
  • 相性がいいと感じられる

まとめ

眉毛下切開は目の状態によってさまざまなケースがあります。一人ひとり、同じ目の形の方はいないため、自分の理想に寄り添った提案をしてくれるクリニックや医師を見つけることが、納得のいく治療を受ける近道です。

今回は眉毛下切開を受ける場合のデメリットやリスクについてご紹介してきました。

しかし、眉毛下切開にはデメリット以上にメリットや魅力もあります。施術を受けて、まぶたのたるみを改善することで、若々しくスッキリとした印象を目指せるでしょう。

眉毛下切開を受ける場合はリスクを理解し、医師やクリニック選びが重要になるため、しっかりと調べてカウンセリングで相談してください。

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